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抹茶のいろは - ChilTea
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抹茶のいろは

Chiltea tokyo | Aug 04, 2018 | 基本知識 |

抹茶のいろは

抹茶といえば、以前は御点前などで用いられる格式の高いものと認識されていましたが、抹茶アイスクリームや抹茶ラテなど、近年では身近で手軽に楽しめるものとなっています。抹茶の人気は年々高くなり、国内だけでなく海外でもポピュラーなものになっています。抹茶の魅力として思い浮かぶのが、綺麗な緑色や深みのある味でしょうが、実は多くの効能があります。今回は抹茶の知られざる魅力についてご紹介します。

抹茶の作り方

日本茶の中でも特殊な作り方をされるのが「抹茶」です。抹茶はまず煎茶などの他のお茶とは異なり、被覆栽培で育てられた「てん茶」が材料として使用されます。被覆栽培とは、お茶の葉を摘む前に藁などのシートを葉に覆い、20日間ほど日光を遮って栽培する方法です。日光に当たって育てられる煎茶とは異なり、遮光によって光合成を抑えられる為、茶葉の緑色がより濃くなり、カテキンの量を抑えられるので、苦味が少ないよりまろやかな旨味や甘みがあるお茶を作ることができます。この手法は、抹茶だけでなく玉露やかぶせ茶にも使用されます。

そしてこのてん茶を石臼で挽いて細かく粉にしたものを抹茶と言いますが、この石臼の工程が抹茶にとってかなり大事。実は石臼で24時間挽いても300〜500gほどしか抹茶は出来ない為、抹茶が茶道で用いられるような高級品として見なされていたのは、この希少価値の高さから来ています。事実、出回っている抹茶の中には“偽物”の抹茶もあります。皮肉なことに、抹茶人気が高くなって来た海外でも、安く売られている抹茶は煎茶から出来ているものだったり、販売元も知らずに販売している場合もあるので注意が必要です。もちろん煎茶で作られた“抹茶”は、本物に比べると風味も色も異なります。見分け方として、本物の場合は原材料に「抹茶」、偽物は「煎茶」などと記載されているので、確認してみてください。

抹茶の効能

抹茶には多くの栄養成分があると言われています。

ポリフェノール

ポリフェノールは全世界で5000種類以上あるといわれており、大別すると、フラボノイド系とフェノール酸系に分かれます。ほとんどの植物に存在する、光合成によってできる苦味や色素の成分で、水に溶けやすい性質を持ち、短時間のみ効果があるので、継続して摂取する必要があります。温度の変化に強い為、火を通した料理でも摂取できるのが利点です。

作用:抗菌、抗酸化、老化防止、抗ストレス、抗がんなど

フラボノイド

フラボノイドはポリフェノールの一種で、有機化合物群の植物色素の総称です。植物の葉や茎、幹に含まれ、4,000種以上あると言われています。フラボノイドは主に3種類に分類でき、大豆に含まれるイソブラボン類・ベリー系果実に含まれるアントシアニン類・お茶に含まれるカテキン類です。主にビタミンCを助ける働きがあり、フラボノイドが不足すると、毛細血管が弱くなり出血しやすくなったり、免疫力が低下し風邪を引きやすくなったりします。

作用:抗酸化、デトックス、アンチエイジング、ストレス緩和、がん抑制、免疫を整える、血液をサラサラにする、心筋梗塞の予防、抗ウィルス、抗がん、動脈硬化の予防、血管強化など

カテキン

ポリフェノールのフラボノイド系一種で苦味成分です。80℃以上の熱で溶けやすい性質があるので、摂取できる量はお茶の種類によって異なります。またカテキンは、一番茶では約12-14%、二番茶では約14-15%増加することから、より若い芽に多く含まれていると言われています。

作用:抗酸化、抗ウィルス、抗がん、コレステロール上昇抑制、血糖上昇抑制、殺菌・抗菌、虫歯・口臭予防、肥満予防、腸内フローラ改善、抗アレルギー、抗炎症など

ビタミンA

ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種です。抗酸化ビタミンとして、レバーやうなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜などに多く含まれ、水に溶けにくい性質を持っています。ビタミンAが不足すると、暗いところで目が見えなくなる欠乏症や、皮膚や粘膜の角質化により抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすくなります。一方、過剰摂取すると肝障害などの副作用を起こしたり、妊娠期に胎児へ影響を与えたりする恐れがあります。

作用:抗酸化、視覚の暗順応、発育促進、感染予防など

ビタミンK

ビタミンKはビタミンA・B同様、脂溶性ビタミンの一種です。ビタミンKは納豆をはじめ、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜、海藻、豆類、植物油、乳製品、肉類、鶏卵にも多く含まれており、主に血液を凝固させ止血する役割や、歯や骨の形成を促進する役割があります。

作用:血液凝固、歯や骨の形成促進(骨粗鬆症の治療薬にも使われる)、動脈の石灰化の抑制など

ビタミンE

ビタミンEはビタミンA同様、脂溶性ビタミンの一種です。抗酸化ビタミンとして代表的な栄養成分とされており、アーモンドなどのナッツ類や食物油、うなぎ、たらこ、西洋かぼちゃ、アボカドなどに多く含まれています。ビタミンAとEは細胞膜に多く存在するので、体の中の脂質が酸化するのを防ぐ効能があります。

作用:抗酸化、肌荒れ予防、コレスレロールの抗酸化、血管の健康促進(血液の流れを良くするから、冷え性や肩こりに対して効果を期待できる)など

ビタミンC

ビタミンCは水溶性ビタミンの一種です。美容や健康で用いられるビタミンとして知られていますが、体の中で生成することができない要素なので、柑橘系やイチゴなどのフルーツや野菜、イモ類で摂取することができます。水に溶けやすく熱に弱いので、生のままで食べることをオススメします。洗いすぎ、茹ですぎ、水に晒しすぎると溶けるので注意が必要です。ビタミンCは体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというタンパク質を作るのに必要で、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。その為不足すると、出血しやすくなったりケガが治りにくくなると言われています。

作用:抗酸化、抗ストレス、動脈硬化予防、心疾患予防、ガン予防など

クロロフィル

クロロフィルとは、葉緑体に含まれる緑色色素のことをいい、植物は光合成で太陽光を使ってエネルギーに変換するときにクロロフィルを使います。マグネシウムが主な成分で、ほうれん草やパセリ、クレソン、ケール、ルッコラなどの緑色の植物や藻類に多く含まれますが、クロロフィルは細胞壁で守られているので、体内で吸収させるためには、細かく刻んだりして細胞壁を壊して調理することが必要です。

作用:抗酸化、美肌効果、整腸、血流促進、消臭、殺菌、悪玉コレステロール排出、ダイオキシン類や重金属を体外に排出、貧血の改善・予防など

ファイバー

ファイバーは食物繊維を意味し、抹茶の中には水溶性食物繊維が多く含まれます。水に溶けやすい性質を持ち、熟した果物や海藻、野菜に多く含まれます。便秘解消でよく用いられるのは、食物繊維が人間の消化酵素では分解することができない、食べ物に含まれている成分だからです。体内で消化・吸収はできませんが、水溶性食物繊維は体内で水と混ざると溶ける性質があります。溶けた食物繊維がゲル状になりカサ増しするので、満腹感が持続する効果があると言われています。ダイエット食品として食物繊維が用いられるのは、こういった理由です。

作用:血中コレステロール値抑制、食後の血糖値の急上昇を抑制、腸内の善玉菌の増加、整腸環境、排便促進、悪玉菌の排出、大腸がん予防、糖尿病予防、満腹感の増加など

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変換して作用するので、ビタミンAと同じ効能を持ちます。ビタミンAの効能以外では、βカロテンは抗酸化作用や免疫賦活作用などがあると言われており、かぼちゃ、モロヘイヤ、にんじん、ほうれん草、小松菜、春菊などの濃い黄色野菜や濃い葉物野菜に多く含まれています。ビタミンAと同様に脂溶性ビタミンの一種なので、油を使用して料理することをオススメします。

作用:抗酸化、免疫賦活、抵抗力の向上など

ミネラル

5大要素の一つであるミネラル(カリウム・カルシウム・リン・ナトリウム・鉄・亜鉛・銅・セレン)は、人間にとって欠かせない要素で特に必要なミネラルを16種類に分類できます。例えば、果物や野菜、小魚、イモ類、緑黄色野菜などに含まれるカリウムや食塩、醤油に含まれるナトリウム、牛乳や乳製品、肉類などに含まれるリンなど、様々な食品に複数のミネラル成分が含まれているので、バランスよく摂取する必要があります。主にミネラルの効能として、細胞機能を維持することが挙げられます。その機能もそれぞれ異なり、ナトリウムやカリウムは体内の水分濃度を保つ働きをしたり、カルシウムやマグネシウムは歯や骨を形成する働きなどをします。

作用:水分濃度の維持、歯や骨の形成、貧血防止、老化予防、成長・代謝の促進、糖尿病予防など

サポニン

様々な植物に含まれるサポニンは、水に混ぜると溶け、振ると石鹸のように泡が立つので天然の界面活性作用とされています。大豆などのマメ科や高麗人参やゴボウなど、植物の葉、根、茎などに多く含まれている苦味成分です。その機能としてコレステロールの除去をしたり、体内で血栓をつくり動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制するものがあります。

作用:抗酸化、免疫力向上、肥満予防、肝機能向上、咳や痰を抑える、糖尿病予防など

カフェイン

コーヒーといえばカフェインですが、抹茶にも多くのカフェインが含まれています。

※参考(100mlあたり)

玉露:120mg/コーヒー(ドリップ):90mg/抹茶:30mg/緑茶:20mg

コーヒーと比べても玉露のカフェインの量はかなり多く、抹茶の4倍ほどあるとされています。カフェインには、覚醒作用や解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があると言われており、過剰摂取をすると依存作用や骨を弱くする効果、めまいなどが発生する可能性があるので、1日の摂取量を注意する必要があります。カフェインはコーヒーやお茶だけではなく、チョコレートやコーラ、栄養ドリンク、頭痛薬などの医薬品にも含まれています。お茶の場合は、カテキンやテアニンと同じように、新芽などの若い芽に多く含まれるので、玉露・抹茶のカフェインの量が多くなっています。

作用:覚醒、解熱鎮痛、強心、利尿、二日酔い緩和、持久力の向上など

テアニン

テアニンはアミノ酸の一種で甘み・旨味成分です。テアニンは茶の木で作られた後、葉に移動しますが、日光に浴びるとカテキンになるため、遮光で栽培する抹茶や玉露、早く摘まれる新茶には、煎茶と比べてより多くのテアニンが含まれています。また熱を加えると糖分と反応して香り成分を発することから、玉露や抹茶には独特の香りや風味があります。テアニンには興奮抑制作用があるので、リラックス効果やストレス解消に効果を期待できる要素です。

作用:ストレス解消、リラックス効果、冷え性改善、安眠効果、集中力を高める、月経前症候群、更年期障害の改善、高血圧予防など

プロテイン(タンパク質)

タンパク質は炭水化物や脂質と共に、三大栄養素と呼ばれています。例えば、肉類や魚介類、卵類、豆製品、乳製品に多く含まれますが、抹茶には100gあたり30gと、すじこと同量のタンパク質が含まれているとされています。主に筋肉や肝臓の構成成分として働き、酵素・抗体・ホルモンの原料になります。タンパク質が不足すると、体力や筋力、免疫力が低下する恐れがあります。

作用:持久力向上、疲労軽減、免疫力向上など



まとめ

以上のように、抹茶には知られざる様々の効能が含まれています。これらの要素を日々の食事として摂取するとなると大変ですが、抹茶1杯で摂取できるので最近では「スーパーフード」としても見なされ始めています。もちろん、抹茶を慣例通り飲んでいただくのも正解ですが、抹茶ラテや抹茶塩、スムージーに混ぜるなど、より身近に楽しんで頂ける方法がたくさんありますので、次回は「抹茶の楽しみ方」についてご紹介いたします。ぜひオリジナルの抹茶の活用法を見つけてみてください!